スペインの写真家Christina de Middel（クリスティナ・デ・ミゼル）の作品集。本書は文化大革命中「赤いバイブル」として全国民必携となっていた毛沢東による小さな書籍“Little Red Book（毛主席語録）”のページ間に現代中国で暮らす人々の写真を挟み込んだコンセプチュアルな1冊。毛沢東の文章はごく一部を残し修正ペンで消されており、消されずに残された単語を続けて読むと近くに配置された写真についての文章となる。それらの文章の多くは悪ふざけのようなたわいの無いものだが、歴史的な事実や記録を架空のアイデアや個人的なビジョンに変換する作者の手法は非常に面白く、その独特のユーモア感覚で本書に批評性を持たせていることに成功している。

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>Cristina de Middel

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Editorial Rm 2014年刊行　テキスト: 英語
サイズ縦127×横89mm　ソフトカバー　306ページ

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[SOLD OUT]