ドイツの写真家ヴォルフガング・ティルマンスのポーランドで初となる大規模な個展に際して刊行された作品集。2冊の冊子がスリップケースに収められており、1冊は144ページの写真のみを収録したもの、もう一冊は76ページのテキスト（ドイツ語/ポーランド語）を収録されたのものとなっている。
兵士や若者のポートレートから、インテリア、風景、静物、更に実験的で抽象的ものまで作品の主題の範囲を継続的に広げている作者だが、本書では過去10年にわたりギャラリーでの展示のために制作された様々なタイプの作品をその展示と同様に再配置。
開催地となったワルシャワで撮影された作品、2012年に発売された"Fespa Digital / Fruit Logistica"や”Neue Welt”に収録されることになる作品なども含み、フィルムとデジタルが混在。過去の作品を見ると同時に作家の今後の展開を示唆するような内容ともなっている。
>Wolfgang Tillmans
Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen 2011年刊行 テキストドイツ語/ポーランド語
サイズ縦300×横226 厚19mm ソフトカバー 2冊セット 合計220ページ
