border | korea
菱田雄介 | Yusuke Hishida

地図上に引かれた一本の線は,人間の運命をどう変えるのか。

北朝鮮と韓国。かつて同じ国に暮らした人々は、38度線と呼ばれる軍事境界線を挟んで全 く別の日常を生きている 。「 b o r d e r | k o r e a 」は軍事境界線によって分けられた 二つの国を二枚の写真に置き換え,並置することによって表現する試みである。 直線距離で190キロの位置にあるソウルと平壌で,人々はそれぞれの日常を生きる。70年以上前に分断されて以来,積み重ねられてきた選択の数々は、同じ名前を持ち、 同 じ 言 葉 を 話 し 、同じような顔をした一つの民族を完全に異なったもの変えてしまった 。学生たちの制 服 、軍事境界線を挟んで対峙する兵士 。人々はバスや地下鉄で移動し、雨が降る日には傘をさす。それぞれの国で生まれた赤ん坊は、やがてそれ ぞれの国の価値観を身につけ、成長していく。
>菱田雄介
>リブロアルテ
リブロアルテ 2017年刊行
サイズ縦282×横225mm ハードカバー 120ページ
  • 5,940円(税込)